なんとか復興への歩みを進めていくように祈り、微力ながら援助を続けたいと思うばかりでございます。
今年、4月以降、自粛ムードから一転、積極的な消費活動が被災地を支える財源になるとのマスコミの論調や世論から
商業、観光業、製造業、飲食業は当面の危機を回避しつつあります。私もそのつもりで外食産業を助けようと
決意した、訳ではありませんが、(苦笑)青山のフレンチレストラン、「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」に
行ってまいりました。ミシュラン東京で三つ星、全世界レストランランキングで12位(アジアで最高点)という
超名店であります。ここはフレンチエストランではありますが、食材は厳選された日本国産にこだわりかなり和食の
雰囲気が漂っています。フレンチと和食の懐石料理が融合したような独創的なナリサワ料理と言えるでしょう。
本田技研本社ビル近くの青山のマンションの一階にありますが別棟のようになっていてモダンなデザインです。
インテリアもシンプルでモダンなデザイン。高級感が漂う知的で上品な空間です。
とにかく調理や食材の組み合わせ方が意外性がありアイデアに満ちていて新鮮な衝撃を受けます。
たとえばパン。テーブルの上でガラス容器に入れたパン生地をアルコールランプで湯煎に掛ける事により目の前で
発酵させ膨らんでいきます。膨らむと熱した石窯に移してふたをし焼きあげます。なんという演出。調理方法。
アミューズは牡蠣のフリットですが真黒な物体で異様ですが、これは表面に葱を炭化させた物を小麦粉に練り込んで
あり独特の食漢と味わいです。確かに炭の味はしますが上手く調和させていて新しい味覚になっているかと思います。
メインディッシュの飛騨牛のステーキもネギを炭化させて炭の粉状にしたものを牛肉にまぶして焼き上げており
その食感と旨みがよくマッチしていたと思います。
今年ももう少しで終わりますが、来年、良い年でありますように。