Archive for 5月, 2011


NHK技研公開2011

世田谷区・砧のNHK技術研究所で毎年、開催される「NHK技研公開」

NHKが研究している最新の放送技術を一般に公開するイベントですが今年も5月26日~29日まで

開催され、私も昨日見学してきました。

昨年の見学記事はこちら↓

https://ko10008.wordpress.com/2010/06/01/nhk%e6%8a%80%e7%a0%94%e5%85%ac%e9%96%8b2010%e3%80%80%e3%82%b9%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%8f%e3%82%a4%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%b3

今年でなんと65回目だそうで、第一回は1947年に行われたとの事です。

今年も昨年同様、様々な新技術や機材が展示されていましたが、ここ数年、大きくスペースを割いて

展示していたのは「スーパーハイビジョン(SHV)」と3Dテレビです。

 SHVは3300万画素(横7680画素X縦4320ライン)という超高解像度テレビですが
昨年まではフル解像度のディスプレイが完成していないため3840X2160の58インチディスプレーを
4枚継ぎ合わせていましたが、今年はついに画面サイズ85型(約1.9m×1.05m)のフル解像度の液晶モニターが
完成し展示されていました。シャープとの共同開発です。
撮影したHD動画をYoutubeにアップしましたのでご覧ください。
画面をハイビジョン画質のデジカメで撮影していますが、画面ではなく生の現実を撮影しているかのような
錯覚を覚える画質です。↓ しかしここまでリアルだと3Dではないのが不自然なほど。
是非3D化していただきたいです。
これ以外にも大型スクリーンに投射するスーパーハイビジョンシアターでの海外ロケ作品の上映、
バックプロジェクションテレビでの作品上映、低コスト新型プロジェクターでのミニシアター上映など
SHV関連は盛り沢山の展示でした。

今週、23日の月曜日に始まったタワークレーン解体ですが、かなりのハイペースで

進み金曜日にはあっというまに小さくなってしまいました。

また作業員の方たちがクレーンに乗っています。

あっというまに外されてしまいました。

浅草・雷門

震災の影響で浅草・浅草寺の仲見世通りや雷門前の観光客が明らかに少なくかなり寂しいです。

先日、雷門近くのイタリアンへランチに伺ったのですがレストランのマダムの「震災後に浅草を訪れる

観光客がばったり減りました。耐えきれずに閉店した料理店も知っている限りで3店あります」

との言葉を裏付ける光景でした。そういえば、この店で2年前に食事した時、このマダムが

「修学旅行生が観光のついでに浅草のイタリアンを食べてみたくなったと食事にいらしてくれたんですよ」

と嬉しそうに言っていたのを思い出しました。そして確かその時に、修学旅行生で溢れる雷門をデジカメで

撮っていた筈でした。帰宅してからパソコンの外付けHDDの中を探索してみたらすぐに見つかりました。

2009年5月14日の撮影で丁度2年前になります。

画像を確認してみたら、やはり2年前の雷門は修学旅行生であふれかえっていました。

そして下が今年の5月19日の画像。修学旅行生は一人もいません。

地震雲?

地震雲でしょうか?

ちょっと不自然な形状です。千葉方面か?

東京スカイツリーのタワークレーンの解体が始まりました。

気が付いたら、向かって左側のクレーンが既に低くなっていましたが。(笑)

低くなった左側クレーンに何かがみえます。

拡大してみました。

こんなところに作業員が! 地上から500m。東京タワーの先端より高い場所です。見ているだけで目眩が・・・(笑)

東京スカイツリーの第1展望台で雄姿を誇る「タワークレーン」の解体作業がいよいよ明日23日から始まります。

2年間の活躍を眺めていて、すっかり馴染んでしまったクレーンですが、ついにお役御免の日が来たのです。

長い間お疲れ様でした。2年間の間には大地震もありましたが無事に乗り切り良かったです。

解体作業ではまず運転席の部分を下げ、そこより上に突き出た支柱を外すそうです。建築作業時の逆工程に

なるわけです。次に隣のクレーンを使って、北から時計回りに順番に解体してゆくそうです。

昨日のサントリーホールの記事でも触れていましたが、

ANAインターコンチネンタルホテルのメインダイニングフレンチレストランの

「ピエール・ガニェール」へ行ってまいりました。

本店はパリにあるミシュラン三つ星に輝くフレンチレストランでシェフは

厨房のピカソと称賛される天才料理人ピエール・ガニェール氏。

実は以前、5年ほど前、南青山に「ピエール・ガニェール・ア東京」というフレンチレストランと

新宿高島屋に「パティスリー ピエール・ガニェール」新丸ビルに「PGカフェ」と

日本進出を果たし、南青山店はミシュラン二つ星を誇る名店だったのですが

出資会社が経営破綻し、残念ながら3店とも撤退してしまったという過去がありました。

しかし数年後、ガニェール氏の名声と料理の技を惜しんだANAインターコンチネンタルが出資して

氏を誘致しメインダイニングとして開業させたのです。ミシュランはまたもや二つ星の評価を与えました。

南青山店の料理を知っていた私は、是非伺おうと機会を狙っていましたが、今回予約が取れ

行ってまいりました。実は5月2日に予約を取ろうとしたのですが満席で断られ、5日に取れたのです。

閑古鳥の鳴いていたアークヒルズのカフェとは対照的でした。

さてANAインターコンチネンタルホテルの36階にあるダイニングはモダンでシックな内装。

高級感はありますが豪華という雰囲気ではありません。でも知的で品が良く落ち着けます。

この店の料理の監修は、もちろんガニェール氏ですが、実際は日本人のシェフが

作っているそうです。彼は南青山店からのメンバーだったそうですから、料理の方向性は

以前とは大きくは変わらないでしょう。

さて席に案内されるとメニューと一緒にアミューズ(お通し)がテーブルに置かれます。

たかがアミューズではなく最初からコース料理の期待を抱かせる味とセンスの良さです。

 さて料理はMarchéという8000円のコースにしました。

 cocktail de poche(小前菜)

グリンピースのヴルーテ、イカとチョリソーを添えて

帆立貝のサルピコン、ポルト酒風味のブイヨンと共に

トマトのアイスクリームに黒オリーブのチップスを添えて

鰆のマリネとフレッシュハーブの香るクスクス

黒米のムースと檸檬コンフィ、アールグレイのジュレ、グリエした鶏胸肉を添えて

 Le Entree 前菜
ラングスティーヌのロースト、パプリカを纏った緑アスパラガスの穂先

カルダモンの香る白アスパラガスのロワイヤル、オレンジ、ピスタチオのアクセント

 Le Poisson 魚料理

桜鯛のポアレ・モリーユ茸を添えて

白バルサミコ風味のモロヘイヤを包み込んだ桜鯛1口大のカルパッチョ、蚕豆とサラダを添えて

料理は確かに南青山時代と変わらず、独創的で精緻でエネルギッシュな情熱を感じ、色彩感覚

あふれるアーティスティックな料理でした。美味しいのは当然ですが普通の美味しさではなく

今までに味わったことのない食材の組み合わせ、調理の技術など見事です。

ミシュラン2つ星でも三つ星に近いのではと感じました。

5月5日、ANAインターコンチネンタルホテルのフレンチ「ピエール・ガニェール」

で食事した後、たまたま通りがかったアークヒルズにあるサントリーホールに寄ってみました。

GWだというのにカラヤン広場は人気がなくひっそりと静まり返っています。

いくら自粛ムードとは言え、これはあまりにも酷いだろうと思っていたら、

サントリーホールが閉まっている事に気がつきました。

入口の付近にコンサートの日程表が貼ってあったので何気なく目をやると

「公演中止」の文字が飛び込んできました。

注意深く目を通すと、なんと海外からの来日アーティストやオーケストラの演奏は

すべて中止に。この日も高名なアンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリン・リサイタルが

公演中止になっていました。ウィーン少年合唱団も公演中止だ。

これでは閑古鳥が鳴くのも仕方がない。広場周辺のカフェもお客が数人しかおらず

惨憺たる有様でありました。

自動車雑誌のカーグラフィックが東日本大震災の影響を受けたと言う。

いやカーグラだけではなく雑誌業界、印刷業界全体が影響を受けたそうである。

東北にある大手製紙会社2社が被災し印刷用の紙が不足しているのだ。

カーグラフィックの専用コート紙も青森県八戸にある三菱製紙の工場で生産されていたが

電力と原材料の不足で操業停止していると先月号のカーグラ編集長のコラムに記してあった。

代用の紙でなんとか出版にこぎつけたが、残念ながらクオリティの低下は避けられなかった。

本の厚さが薄くなっており表紙は変わらないものの特集記事の部分は光沢度が下がり平滑性も劣っている。

5月号と6月号を比較してみたが差は明らかである。

しかし休刊に追い込まれた雑誌もある中、CG誌の努力は絶賛したい。

(日本雑誌協会によれば計191誌もの雑誌が発行休止に追い込まれた)

先月号(左)と比較すると若干薄い。↓

光沢度、平滑性も劣っている。

↓は先月号

日本橋高島屋にあるカフェ、「ル・カフェ ドゥ ジョエル・ロブション」を久しぶりに訪問。

店内は11万個のスワロフスキーに飾りたてられ、いまだにゴージャスでインパクトを与えます。

今回は2000円のハンバーガーをいただきました。コーヒー代を含め2600円と結構なお値段です。

さすがはミシュラン三ツ星に輝く「ロブションブランド」これでもリーズナブルに感じさせてしまいます。

しかもサーヴの仕方も平凡なハンバーガーとは異なりココット鍋に、玉ネギ、トマト、ズッキーニなどと

一緒に供され、数種類のソースとともに自分で仕上げて食すのです。

味、食感はやはり抜群でした! パンがちょっと小さいのが気になりますが。