先週木曜日(20日)、プレスデイの2日目に見学してきました。
報道関係や、各種メディアの速報部隊は初日にあらかた来て
しまったようで、2日目の午前中は会場全体が静寂に包まれており、
少ない取材チームが黙々と作業をしていました。午後からは
各ブースでショーやデモが始まりましたが、お客も少ないので
気合が入っていないような気がしました。(笑)今年の目玉はもちろん、
レクサスLSと日産GT-Rでしょうか。各社環境対応の燃料電池車、
ハイブリッド車は、進化し量的にも拡大して参入メーカーも増えつつ
ありますが、量産化に向けての開発は急ピッチで継続中ではあるものの、
革新的なテクノロジーの登場や変革面を迎えてはいないようです。
その為か、地味な発表内容だった印象を受けました。また、前回の
ショーではITとの融合や応用が大きなテーマになっていましたが、
今年は、それももはや常識になってしまったのか、声高に訴求も
行われていない印象がありました。そしてモーターショーらしい
ドリームカーが年々と減っているのですが、数少ない出品メーカーが
マセラティ+ピニンファリーナです。出品した車の名前は「バードケージ」。
今年3月のジュネーブショーにも出品され、話題になりNHKの
BSハイビジョンでも、その開発プロセスが放送されました。
デザイン総責任者は日本人の奥山清行氏です。
優秀ですが自己主張の強いイタリア人チームを引っ張ってデザインを
まとめた彼の手腕は素晴らしいと思います。しかしこの車が一般公開で
展示されるのは22日と23日だけのようでした。