先週、「都市計画素案説明会のお知らせ」なる印刷物が家のポストに届いていました。
差出人は「東京都 世田谷区 杉並区 京王電鉄」の連名で、伝達内容は
「都市計画鉄道第10号線 京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘間)の連続立体交差
・複々線化および関連側道計画等」についての計画素案説明会を開催する、
とのお知らせでした。11月11日から11月20日までの平日に計8回、沿線周辺の
小中学校を利用して説明会を行うとの内容でした。京王線が踏み切りでの渋滞緩和を
目指し立体化するという計画は知っていたのですが工事方法が地下方式か高架方式で
沿線住民と対立しており、どちらが採用されたのか興味があったので迷わず行く事にしましたが
時間が取れなかったので、最終日ぎりぎりになってなんとかようやく駆けつけました。
会場は仙川駅から8分ほどの調布市立第八中学校の体育館です。
そこで示されたのは驚愕の内容。なんと在来線を高架にし、新宿~多摩地区間
ノンストップの超特急を地下(代田橋~仙川間)にする、という想定外な複々線工事でした。
つまり高架2線、地下2線の計4線の複々線工事です。そしてこの地下トンネル内には
駅は作らない事が決定されております。
すべてを高架あるいは地下方式にすると総工事費用3000億円になるが併用方式
なら2200億円で収まるというのが選択理由でした。
しかし、巨額な費用ではありますが2200億円が3000億円になったとしても
今後100年、あるいは数百年にわたってこの建造物は使い続けられ周囲の環境に
影響を与え続けられていくのですから、それを考慮にいれて事業決定していただきたいです。
利益を追求する一企業が経営効率を考えれば仕方ないですが東京都や世田谷区も
参画し国土交通省の国庫補助を受けるのですから多少のコストダウンは度外視すべき
ではないでしょうか。それに線増線(地下超特急)は世田谷区内には停車しないとは
世田谷区も舐められたものです。
下の画像は駅の改修計画図 工事区間内の駅舎はほとんどが高架駅になります。
私が利用している千歳烏山駅は退避線が増設されホームが4線になります。
特急か準特急停車駅に昇格でしょうか。超特急も停めて欲しい・・・。