シェ草間の次に訪れた軽井沢フレンチは「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」です。
日本で最も有名なフレンチのシェフの1人である三国清三氏がオーナーの店。
住所は軽井沢町ですが最寄り駅は二つ隣の「御代田駅」に近い追分です。
分譲型別荘「追分倶楽部」の中にこの「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」はあります。
 
 
 
この「ドメイヌ・ドゥ・ミクニ」でまず特筆すべきはその建物です。
この建物は実は、東京・世田谷等々力に2年前まで建っていた住宅でした。
團伊能(美術史家・実業家・参議院議員、音楽家 團伊玖磨の父)が建築主で
昭和16年に建てられ、設計したのは、20世紀の建築界最大の巨匠ル・コルビジェ
に師事し、戦後日本の建築界を牽引する役目を果たした坂倉準三氏です。
その後、團氏の東京大学での教え子である今泉篤男(美術評論家)に譲られ、
以後長年に渡り今泉家が住まわれていたそうですが、事情により手放す事に
なり解体せざるを得なくなってしまったとの事。保存運動や署名などが文化人や
NPOによって行われ世田谷区に交渉を続けていたのですが、「追分倶楽部」の
総合プロデュースを手がけていた建築家・坂倉竹之助氏(坂倉準三の子息)の
相談を受け三国清三氏がレストランとしてリノベーションする事になり、ここ追分に
移築されたのでした。
 
実はまったく店の予備知識は持たずに訪れたのですが、副支配人の方とお話を
させていただき初めて知った次第です。帰宅後公式サイトを調べて改めて確認
しました。
 
ダイニングルームは広い庭園に面しており美しい景色を眺めながら食事ができます。
店はどちらかといえば小規模で席数も少ないです。
 
庭園から見た建物。
 
 料理はランチコースをいただきました。
まず先付けが2種類出ます。最初に供されたのはチーズをスライスして揚げたもの。
 
 
ガスパッチョのジュレ
 
 このレストランの料理のコンセプトは「地産地消」
さいきんエコロジーの観点から気運が高まる食文化スタイルです。
「地域で生産されたものをその地域で消費する」ことですが、このミクニでも長野県内の
農園で生産された季節の野菜を旬の時期に調理しているそうです。
ここから前菜 「帆立貝のポワレ/コライユ入りカニのサラダ 軽井沢野菜のテリーヌ/
ソースベトラーブ」
 
メインディッシュ「フランス産鵜のロティ/オニオンのファルシ 夏野菜のロティ/
胡桃とコーヒーのカフェオレ風」
 
こちらは魚料理。「メカジキパン粉グリエ」です。
 デザート 「とうもろこしのスフレとグラスキャラメルショコラのソース」
 
デザート「フランボワーズの二層ババロア/ハチミツのチュイル 抹茶とフランボワーズの
ソース」
 
コーヒーに付いてきた小菓子です。
 
ここの料理も美味しかったですが、個人的には「シェ草間」の方が好みでした。
鶉のロティが食感、味付けがいまいちな感じだったのです。
魚料理の「メカジキ」は良かったですが「地産地消」には反していますね。(笑)
 
デジブックでもご覧いただけます。ただし期限限定公開です。
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