メルセデス・ベンツの新型EクラスW212がついに日本発売を開始しました。
昨今の金融危機で売り上げ不振に見舞われているのはメルセデス・ベンツと
いえども例外ではなく、今度の新型投入でどこまで挽回できるか注目ですね。
先日、ヤナセで発表会があり招待状をいただいていたので新型EクラスのE550
を試乗してきました。

写真で初めて見た第一印象は全体的に角ばっておりシャープなフォルムで先に
デビューしていたCクラスに似ています。フロントマスクの造形がやや煩雑に感じられ
ヘッドライトも見慣れた丸目から角目になって違和感がありました。
でも実車をあらためて見てみると、躍動感と迫力が感じられ気に入りました。
フロントマスクの威圧感、風格は上級のSクラスに近いものを感じます。
内装の質感も見事、これもSクラスに匹敵しますね。先代EクラスW211はその前の
W210より大型化しましたが、ウィンドウ4面が急傾斜角になり室内側を圧迫していた
のとフロアコンソール、及びウェストラインが高くなった(窓の天地が狭くなった)ので
あまり広さを感じませんでした。今回のW212は更に大型化したので広々感は
保たれていると思います。あと211は軽快な未来的インテリアデザインが
メルセデスらしさをスポイルしていましたが今回の212は重厚かつモダンで質感も
高く、BMWやアウディ、レクサスLSも敵ではない仕上がりですね。
またナビゲーションモニターもオンダッシュに近い位置になり、かなり視認性は
良くなりました。エンジン始動は最近の国産車にも採用が増えたキーレスゴーです。
キーをポケットに入れておくだけで車に近づくとドアロックが解除、エンジンもボタンを
押すだけでセルモーターが回ります。実際はメルセデスが真っ先に採用したシステム
ですが電波の周波数帯域が日本の電波法に抵触し日本での発売は不認可になって
いました。国産車はクリアーして続々と採用、導入していましたが、ようやく本家が
日本国内の電波法に対応して発売にこぎつけたわけです。
さて、エンジンが始動すると、実に静かに振動もなく粛々とアイドリングします。
走ると、NVHが見事に遮断されたフラットな乗り心地。エンジン音も静かで遠くから
かすかにタイヤのロードノイズが耳につく程度です。これもレクサスをかなり意識
しているのでしょう。快適性でもレクサスに譲らないというダイムラーの決意を
感じさせます。トランクも驚くべき広さでこれはレクサスに圧勝しています。
かなり気に入りましたが、このE550、価格は1080万円!  買えません。(苦笑)
試乗会とは別の時に試乗車とたまたま並走したので撮影しました。

追加
E250とE300、E350アヴァンギャルドも後日試乗しました。
やはり乗り心地はE550が最上ですね。E350アヴァンギャルドは固めのサスとワイドで扁平タイヤ
なのでやや路面の凹凸を拾います。ロードノイズも若干、大きいですね。エンジン音もV6なので
V8に比較するとやや大きめ、振動もあります。でも高級車として許せる範囲内に収まっています。
E300はノーマルサスでタイヤの扁平率も55なので穏やかな乗り心地です。E550の次に乗り心地が
良いのはこの300ですね。エンジンパワーは350にやや劣りますが、十分な気もします。
さてE250ですが4気筒1800ccとは思えないパワーで驚きます。ただし静かで滑らかではありますが
4気筒の音はしています。またターボの利かない低速域ではアクセルレスポンスが悪く、ちょっと
踏んでも加速してくれないもどかしさがあります。ある程度の回転数に上がるとターボが回転して
E300並の加速感が味わえます。ただしこれは5速ATだったので新型の7速ならかなり低速域の
加速は向上しているそうです。

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