インターネットのクチコミサイトでたまたま知ったパン屋さん。
虚飾を廃したパン屋です。パンを作って売る、それのみを追究したパン屋さんです。
商業主義的な要素や華美な装飾は全て削ぎ落とし、気持ちが良いくらいシンプルで
素っ気無い店構え。ここまで生産工場としての成り立ちを徹底した店はないでしょう。
 
口コミで高評価だったのが購入の動機だったのですが、行ってみてショックでした。
なんと、この道は2年前と2年半前に2度通った事があったのです。しかし、その時には
まったく気が付かず。でもこの店構えではそれも当然だったかもしれません。
 
唯一の洒落っ気、店としての記号は入り口の赤いテントのみ。アルミサッシの引き戸を
開け、店内に入ると店らしい雰囲気は皆無。工場にレジとカウンターが置いてあるような
殺風景な、しかし適度にユルい空間。
個人的には、ちょっとKOされました。昔、父親が営んでいた製菓会社が町工場みたいな
建物で、基本的には商品はデパートや洋菓子店に卸していたのですが、入り口で近所の
人たちにアウトレットしていたのです。その昭和の思い出が甦ってしまいました。
素っ気無くシンプルなのは品揃えも同様です。大きく分けると食パンとロールパンの
2種類しかありません。形状と大きさのバリエーションがあるだけです。
 
朝9時30分頃に、食パンとロールパンを予約しておき、午後1時過ぎに取りに伺ったのですが、
その時にはもうロールパンは完売していました。余っていたら予約分以外に購入しようかと
思ったのですが、それはもう無理でした。
さて、自宅に持ち帰ったパンを食べてみましたが、みっちり、もっちりした重めのパンで
しっかりした食感。味はやや懐かしい、ほのかに甘い味です。でも個人的には食パンの
方が好きですね。
トースターで焼き上げトーストにしても美味しい。カリっとした香ばしい表面で中身の
もちもち具合は更にアップ。朝食はこれに美味しいコーヒーを淹れて一緒にいただけば
満足です。
 
 
 
 
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